感染症ってなに?

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「手足口病」ってどんな感染症?

手足口病とは?

手足口病は、手や足、口の中に水疱ができる急性のウイルス性の感染症で、5歳以下の子どもを中心に、主に夏に流行します。
感染症に関する法律で、5類感染症に指定されています。
病原体は、ヒトの腸管由来のウイルスで、主にコクサッキーウイルスA6型、A16型、エンテロウイルス71型などがありますが、流行する型は年によって異なります。

■流行の特徴と主な症状

手足口病にかかると、3~5日の潜伏期間を経て、口の中の粘膜、手のひら、足の裏や甲などに2~3mmの水疱性発しん(水ぶくれ状の発しん)があらわれます。3割程度の子どもは発熱しますが、高熱が続くことは少ないとされています。
通常、水疱の跡はかさぶたにはならず、3~7日で良くなっていきます。ただまれに、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの合併症をおこして重症化することがあります。
コクサッキーウイルスA6型による手足口病は、水疱が大きいのが特徴で、太ももやお尻に出ることもあります。39℃を上回る発熱も珍しくありません。症状がおさまってから1か月以内に、一時的に手足の爪がはがれるケースも報告されていますが、自然に治るとされています。
エンテロウイルス71型による手足口病は、他のウイルスによる手足口病よりも、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの合併症を引き起こす割合が高いとされています。

手足口病に有効なワクチンや薬はなく、特別な治療法もありません。水分補給が大切で、刺激の少ないもので栄養を摂ることがすすめられています。また、合併症を起こしていないか、患者の容体をしっかり観察する必要があります。頭痛、嘔吐、高熱、2日以上続く発熱、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこが出ない、ぐったりとしているなどの症状があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。

どのように感染するの?

■主な感染経路
飛沫感染

感染の多くは、くしゃみやせきが原因です。

接触感染
水疱にさわったり、おむつ交換のときに便に触れたりした手を介して、ウイルスが口や目などの粘膜に入って感染します。ウイルスが付着したおもちゃなどに触れることでも感染する可能性があります。症状がなくなっても便の中にはまだウイルスが排せつされており、2~4週間は感染源になる可能性があります。

手足口病の予防・対策のポイント

基本は手洗い

保育施設や幼稚園などで手足口病が発生すると、集団感染が起こりやすくなります。有効なワクチンは無いので、普段からしっかり手を洗う習慣をつけておくことが大切です。
流水と石けんで十分に手を洗い、タオルの共用はひかえましょう。手洗い後にアルコール手指消毒薬を使用することで、さらなる効果が期待できます。
⇒「手洗いの方法」について詳細はこちら

適切なおむつ交換

おむつ交換後の手洗いは、子どもの症状の有無にかかわらず日ごろから徹底を。症状がなくなっても2~4週間は便にウイルスが排泄されている可能性や、感染しても発病しないままウイルスを排泄している可能性もあるからです。
使用後のおむつはふたつきの容器へ入れ、保管場所の消毒も忘れずに行ってください。

学校・幼稚園・保育所等では?

全身状態が安定していれば登校(園)可。手洗い(特に排便後)の励行を。
⇒その他注意すべき感染症はこちら

手足口病関連リンク

〈厚生労働省ホームページより〉
「手足口病に関するQ&A」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
〈国立感染症研究所ホームページより〉
「IDWR速報データ」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html
「病原微生物検出情報」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr/510-surveillance/iasr/graphs/1532-iasrgv.html
「手足口病とは?」
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/441-hfmd.html

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