「劇症型溶血性
レンサ球菌感染症
(STSS)
ってどんな感染症?

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劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)とは、溶血性レンサ球菌(溶連菌)という細菌によってまれに引き起こされる重篤な感染症です。原因となる主な菌種としては、A群、B群、C群、G群レンサ球菌が知られています。

毎年冬と、春から初夏にかけて流行する「A群溶血性レンサ球菌」は、一般的に子どもに「のどの風邪」を引き起こす細菌で重症化は稀です。対して、この劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、突発的に発症して病状が劇的に進行し、最悪の場合は発病後数十時間以内にショック症状から死に至ることも。その致死率は約30〜40%とされていますが、重症化するメカニズムはまだ解明されていません。
また、子どもから大人まで幅広い年齢層に発症しますが、特に30歳以上の大人に多いのが特徴です。

治療はペニシリン系抗菌薬と呼ばれる抗菌薬が第一選択肢ですが、急激に症状が進行した場合、緊急手術によって壊死した部分などを除去したり、集中治療などの全身管理を行うことがあります。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症の主な症状

同じ症状の感染症を探す

関連情報(下記サイトを参考・編集し作成)

国立感染症研究所 劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/341-stss.html
厚生労働省 劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137555_00003.html
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-06.html
国立感染症研究所 国内における劇症型溶血性レンサ球菌感染症の増加について(2024年6月時点)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/tsls-m/2655-cepr/12718-stss-2024-06.html

作成日:2024年9月

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