感染症ってなに?

  1. TOP > 
  2. 感染症ってなに? > 
  3. 「レジオネラ症」ってどんな感染症?

「レジオネラ症」ってどんな感染症?

レジオネラ症とは?

症状 ▶︎症状 ▼
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 発熱
  • 悪寒
  • 胸痛
  • 食欲不振
  • 下痢
  • せき
  • 筋肉痛
  • 呼吸困難
  • 意識障害

レジオネラ症は、河川や温泉や土壌など自然界に生息しているレジオネラ属菌が引き起こす細菌感染症です。レジオネラ属菌は、現在までにおよそ60種類が知られています。症状のタイプは2種類あり、急激に重症になり死亡することもある「レジオネラ肺炎」と、数日で治ることが多い軽症の「ポンティアック熱」に分けられます。レジオネラ肺炎は、1976年、米国フィラデルフィアにおける在郷軍人集会(Legion)で集団肺炎として発見されたことから名付けられました。人から人へ感染した事例は報告されていません。

■流行の特徴と主な症状

レジオネラ属菌は、冷却塔水や入浴施設など人工的に水を使用する設備に生息するアメーバーなどの体内で大量に繁殖します。レジオネラ症は、国内では一年中見られますが、特に7月、9月に多く、温泉への入浴や温水プールでの遊泳、旅行と関連してみられることがあります。海外旅行中に感染する例もあります。

この感染症は、お酒をよく飲む人、喫煙者、高齢者や他の病気にかかっている人など免疫機能が落ちている人が発病しやすいと言われており、報告された症例のうち、75~80%が50歳以上、60~70%が男性です。そのほか、新生児も肺炎を起こす危険性が通常より高いので注意が必要です。

ポンティアック熱:潜伏期間は数時間から48時間。症状は急性で、インフルエンザにかかったときのような発熱、悪寒、頭痛、倦怠感や筋肉痛などの症状が特徴。通常2〜5日間続きます。

レジオネラ肺炎:潜伏期間は2~10日(複数の集団感染の記録でも最大16日以内)。発熱、食欲不振、頭痛、倦怠感などから始まり、約半数の患者は咳の症状が現れます。腹痛、下痢、意識障害などを伴うことも。治療しなければ、最初の1週間で悪化します。また、進行性の肺炎を起こすために死に至ることがあります。

どのように感染するの?

■主な感染経路
空気感染
細菌で汚染された水しぶき、噴射水、散布霧から産生される微粒子(エアロゾル)を吸い込むことで感染します。人から人へは感染しません。
誤嚥
免疫力の弱った入院患者が、レジオネラ属菌を含む水や氷を誤嚥することでも感染します。

レジオネラ症の
予防・対策のポイント

拡散を最小限に抑える

現在のところ、レジオネラ肺炎を予防するワクチンはありません。予防対策は、レジオネラ属菌の増殖とエアロゾルの拡散を最小限に抑えること。建物の水道・配管設備、旅館や銭湯といった入浴施設等では、管理や点検の徹底が求められます。

家庭でできる
「ぬめり(バイオフィルム)」予防

浴槽の壁面や配管などにつく「ぬめり(バイオフィルム)」は、微生物の増殖に適した環境を作り、感染源となり得ます。よって、バイオフィルムを発生させないこと、レジオネラ属菌を増殖させないこと、レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾルを直接肺に吸い込まないように心がけることの3つが予防の大原則になります。

家庭での発生源としては、超音波振動などの加湿器や循環式浴槽(追い炊き機能付き風呂・24時間風呂など)が挙げられます。

加湿器の洗浄を
毎日水を入れ替えて容器を洗浄しましょう。
レジオネラ属菌は60℃では5分間で殺菌されるので、
水を加熱して蒸気を発生させるタイプの加湿器は感染源となる可能性は低いとされています。
⇒「加湿器の種類と使用方法」について詳細はこちら
循環式浴槽はこまめな掃除を
バイオフィルム(ぬめり)が生じないようこまめな掃除を。
取扱説明書に従って維持管理しましょう。

関連情報(下記サイトを参考・編集し作成)

厚生労働省 感染症情報 レジオネラ症
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00393.html
厚生労働省検疫所FORTH レジオネラ症について(ファクトシート)
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2016/06171434.html
入浴施設におけるレジオネラ防止対策(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000580777.pdf

- 記事をシェアする -

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

ー 他の感染症情報はこちら ー

  1. 感染症ってなに?に戻る

ページトップへ戻る