感染症ってなに?
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感染症のことを理解しよう!
このサイトでは、一般的な感染症の情報を掲載しています。感染経路や感染症の流行時期を把握し、日々の生活での対策にお役立てください。
感染症とは?
ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳等の症状がでることをいいます。感染症には、インフルエンザのように人から人にうつる感染症のほかに、破傷風や日本脳炎のように人から人にはうつらず、傷口から、あるいは動物や昆虫から、感染する感染症も含まれています。感染して発病する場合もあれば、ほとんど症状がでずに終わってしまう場合もあります。また、一度症状がでるとなかなか治りにくく、時には死に至るような感染症もあります。
感染経路
感染症によって、病原体の体内への侵入方法が異なります。大きく2つに分類すると、人からうつる感染症と、人以外からうつる感染症があります。
人からうつる感染症には、「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」の3つの経路があり、感染症を予防するためにはそれぞれにおいて感染経路を断ち切るための対策が必要になります。
感染症の種類
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感染対策カレンダー
感染症は常に身近に存在するため、一年を通しての感染対策が必要です。まずは、毎日の「正しい手洗い」を心がけましょう。
各季節に流行する感染症の種類は多様で、それぞれの症状や感染経路にあわせた対策が重要です。
「感染対策カレンダー」を参考に、その季節に適した感染対策を行いましょう。
感染対策カレンダーPDF版はコチラからダウンロードしてください。
このカレンダーは、過去の流行に基づいて作成しています。 流行時期は、年によって大きく変わることがありますので、最新の情報をご確認ください。
最新情報の入手方法はこちら
病原体が付着している
物に触れた手で、口や
目・鼻を触り、
その粘膜
から侵入し、感染します。
感染者を看護する際の唾液・排泄物等から、
または高頻度接触面
(ドアノブや電車の吊り革)
に触る事から感染することがあります。
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- 手洗い・消毒:
- 帰宅時や、多くの人が触れる場所に触った後、食事の前等必要なタイミングでこまめに手を洗いましょう。手を洗った後のタオルの共用は避けましょう。
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- 手袋の着用:
- 嘔吐物や嘔吐の処理は手袋を用いましょう。使用後は密閉してきちんと処理し、すぐに手を洗いましょう。
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くしゃみや咳、会話で出
た飛沫の水分が蒸発し、
小さな飛沫核に
なりま
す。病原体が付着した
飛沫核は空気中を長時間浮遊でき、
それを吸い込むことによって感染します。
空気の流れによって広範囲に拡散するため、
離れていても感染する可能性があります。
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- 換気:
- 換気を行い、病原微生物の空気中の濃度を低くします。
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くしゃみや咳によって飛
沫(小さな水滴)が周囲
に飛び散ります。
その飛沫に病原体が含
まれている場合、
それが他の人の口や目、鼻の
粘膜から侵入し、感染します。
飛沫の粒子が届く範囲は、1~2メートルです。
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- 咳エチケット:
- マスクを着用しましょう。咳・くしゃみをする際に、マスクを着用していない時はティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえましょう。咳やくしゃみを手でおさえると、手にウイルスが付着し、その後に触る物を介して、他の人に感染症をうつす可能性があります。
- 手洗い・消毒:
- とんだ飛沫が直接、または物を介して手につき、その手で口や目・鼻を触ることで感染することがあります。マスクを外した後の手洗いも忘れずに行いましょう。
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同じ室内・空間にいて、感染するのは「空気感染」です。
誤解されやすいのできちんと確認し、それぞれに必要な感染対策を行いましょう。
病原体を持つ吸血性の
節足動物(蚊、ダニ、
ノミ、シラミ等)の
吸血により感染します。
日本での流行が見られない感染症もありますが、
それらを媒介とする虫の多くは国内にも生息しているため、
病原体が持ち込まれた場合、感染症が流行する可能性はあります。
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- 虫除け:
- 虫除けを塗る、長袖の服を着る等して、虫にさされないように対策をしましょう。
野山や草むらに入る時は、小道の中央を歩きましょう。
草の上に座る時は、直接座らず敷物をしきましょう。
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- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、
日本脳炎 等
※日本脳炎はワクチンがあります。
海外に行く時はマラリア、デング熱 等 にも
注意しましょう。
動物(ペット含む)が
持っている病原体が
人間に感染することがあります。
噛み傷や引っかき傷から、排泄物の処理で汚染された手から、
粉末上になったフンを吸い込むことから、
唾液から(口の周りや傷口をなめられる・動物のくしゃみがかかる)、
家畜や魚介類を熱をくわえずに食べることから、病原体が侵入します。
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- 手洗い:
- 動物(ペット)に触れた後は手を洗いましょう。
一緒に寝る、口移しでご飯を食べさせるような過剰な接触は控えましょう。 - 触らない:
- 海外には日本にない動物由来感染症があります。
旅行時には野生動物等には触れないようにしましょう。
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- パスツレラ症、猫ひっかき病、トキソプラズマ症、ブルセラ症、サルモネラ症、
オウム病 等
海外では狂犬病、MERS、鳥インフルエンザ 等
に注意しましょう。
動物(ペット含む)に噛まれた傷から、
破傷風に感染することがあります。
必要な時には医療機関を受診しましょう。