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「ヘルパンギーナ」ってどんな感染症?

ヘルパンギーナとは?

症状 ▶︎症状 ▼
  • 発熱
  • 倦怠感
  • のどの痛み
  • 水泡•潰瘍
  • 嘔吐

ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にできる水疱性の発疹を主症状とする急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に見られる疾患です。
感染症に関する法律で、5類感染症に指定されています。
主に「コクサッキーウイルスA群ウイルス」によって引き起こされますが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスで発症する場合もあります。

■流行の特徴と主な症状

ヘルパンギーナは、乳幼児がかかりやすい、夏風邪の代表的な病気の一つ。日本では5月から増加しはじめて7月にピークを迎えます。

この感染症は、2~4 日の潜伏期の後、突然の発熱(39〜40℃の高熱)、喉の痛みや赤い腫れといった症状が見られ、口腔内には水疱や発赤が現れます。やがて水疱が破れて痛みを伴います。経過は2 ~4 日間程度で解熱し、7日程度で治癒します。また、発熱時に熱性けいれんを伴うことや、高熱による倦怠感や口腔内の痛みから食事や水分を十分に摂れず、脱水症になることがあります。ほとんどは予後良好ですが、まれに無菌性髄膜炎や急性心筋炎を合併することがあります。

どのように感染するの?

■主な感染経路
飛沫感染

エンテロウイルスの宿主はヒトのみ。ヘルパンギーナにかかった人の咳やくしゃみ、つばなどのしぶきに含まれるウイルスによって感染します。

経口感染接触感染
水疱の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染します。

ヘルパンギーナの
予防・対策のポイント

基本は手洗い

普段からしっかり手を洗う習慣をつけておくことが大切です。
流行時には手指消毒を励行することが大切です。
⇒「手洗いの方法」について詳細はこちら

適切なおむつ交換

おむつ交換後の手洗いは、子どもの症状の有無にかかわらず日ごろから徹底を。
感染者の便からは2〜4週間ほどウイルスが排出される可能性があります。
おむつの取り扱いには十分注意して、使用後のおむつはふたつきの容器へ入れ、
保管場所の消毒も忘れずに行ってください。

咳エチケット/タオルの
共有を避ける

感染者との接触を避けることが感染予防につながります。
生活を共にする家族(年長児含む、新生児や乳児をのぞく)はできる限り、マスクを着用しましょう。タオルの共有も避けましょう。
⇒「マスクの使用方法」について詳細はこちら

学校・幼稚園・保育所等では?

集団生活に支障がないと医師に判断され、全身状態が安定していれば登校(園)可。
回復後も便から数週から数ヶ月間に渡りウイルスが排泄されるので、 特に排便後の手洗いの励行を。
タオルを共用しないのはもちろんですが、状況によってはペーパタオルも使いましょう。
⇒その他注意すべき感染症はこちら

関連情報(下記サイトを参考・編集し作成)

国立感染症研究所:ヘルパンギーナとは
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/515-herpangina.html
厚生労働省:感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について 33ヘルパンギーナ
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-25.html
吉田眞一、他編:戸田新細菌学,改訂34版.南山堂,2013,616
CDC:2007 Guideline for Isolation Precautions: Preventing Transmission of Infectious Agents in Healthcare Settings
https://www.cdc.gov/infectioncontrol/guidelines/isolation/index.html
厚生労働省:保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)
https://www.mhlw.go.jp/content/000859676.pdf
東京感染症情報センター
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/herpangina/

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