身近な感染症の情報は
どこから手に入れていますか?
地域感染情報ゲットの
すすめ①

丸石製薬株式会社
感染対策コンシェルジュ和田 祐爾
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  3. 身近な感染症の情報はどこから手に入れていますか?地域感染情報ゲットのすすめ①

インフルエンザ、ノロウイルスによる感染性胃腸炎、ロタウイルス…など、感染症のリスクは季節や場所を問わず身近に存在し、心配しはじめたらきりがありません。しかし、自分や家族が感染症でたいへんな思いはしたくない。
ネットやテレビのニュースで日本全体のインフルエンザの流行状況などは聞くことはありますが、それは流行が激しくなってから。感染が拡大する前に自分の住む地域でどうなっているかわかっていた方が対策しやすいかと思います。
そこで、少しでも感染症のリスクを軽減いただくために、「感染症の流行状況」をテーマにしているサイトをご紹介します。感染対策については当ホームページの「How to 感染対策」をぜひご覧ください。

1.国立感染症研究所(NIID)

インフルエンザ流行レベルマップが地図をクリックするだけで確認できます。このサイトの最大の特徴は、各都道府県、保健所管内の流行状況、注意・警報情報が1週間単位※と短期間で更新されているので常に新しい感染情報を入手できます。
※集計があるため1週間前の情報が週1回更新されます。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/

2.地方自治体の感染症情報センター

各自治体に感染症情報センターがあります。都道府県単位だけでなく、市でも運営しているところがあり、より地域に近い情報が得られる場合があります。『ご自分の自治体名(たとえば「神奈川県」、「神戸市」など)』、『感染症』、『情報』と入れて検索してみて下さい。

【感染症情報センター例】

3.ちょっと面白い、AI(人工知能)
活用サイト「インフルくん」

奈良先端科学技術大学院大学 ソーシャル・コンピューティング研究室が開発した、全く新しい発想のAI-トレンド分析ツールです。ソーシャルメディア「Twitter」のインフルエンザに関するつぶやきをAIが分析して発信地区でどのくらい感染者がいるか推定するサイトです。
ツイート内容を参照しているため、ほぼリアルタイムで現状を見ることが可能なのが特徴です。

http://mednlp.jp/influ_map/

海外に渡航される方は必見です!

地域情報とは異なりますが、海外旅行を計画されている方には、厚生労働省検疫所が運営する「FORTH」というサイトがあります。ここでは海外で注意すべき感染症を地域別に解説しています。

http://www.forth.go.jp/index.html

サイトではありませんが、就学生がいる家庭必見!

就学生がいる家庭では学校から「保健だより」が届きます。最近は学校のサイトでの公開やメーリングリスト配信という学校もあるようです。ここには学区内の身近な感染情報が記されていることがあります。学級、学校閉鎖などの情報も含まれることがありますので、目を通しておきたい情報です。
自分の地域や家族に関わる情報をわかりやすく、リアルタイムで入手できればいいなぁ、と思いませんか? 保育園(幼稚園)や小学校に通うお子様がいたり、二世帯住宅でデイサービスに通っている家族がいたり、というご家庭もあるでしょう。そうなると地域は家族によってつながり、感染は相互に広がっていきます。もっと自分の地域の、いろいろな施設の感染症の情報がまとまって入手できれば予防もできますね。

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