予防接種を
受ける
タイミングと
注意

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  3. 予防接種を受けるタイミングと注意

感染症対策の一つに、予防接種(ワクチン接種)があります。
予防接種をしておけば、免疫がつくられ、感染症の発症もしくは重症化を予防することができます。
また予防接種を受けた本人を守るだけではなく、
家族などへの感染・集団感染の阻止など周りを守ることにもつながります。
いつ、どんなワクチンを打つ必要があるのか。接種の決まりごとやスケジュールを把握しておきましょう。

最近あった
予防接種の規定変更

2020年10月から予防接種に関する決まりごとが、2つ変更されています。

ロタウイルスワクチンが定期接種化※2020年8月以降に産まれたこどもが対象

予防接種の間隔が変更に

接種間隔についての3つのルールを守れば、前の予防接種からの間隔にかかわらず、
異なるワクチンの接種を受けられるようになります。

  • 1注射生ワクチンから次の注射生ワクチンの接種を受けるまでは27日以上の間隔をおくこと。
    ※注射生ワクチンとは、麻しん風しん混合ワクチン・水痘ワクチン・BCGワクチンなど
    ※不活化ワクチンや経口生ワクチンを接種する場合は、接種間隔に制限はありません。
  • 2同じ種類のワクチンの接種を複数回受ける場合には、ワクチンごとに決められた間隔を守ること。
  • 3発熱や接種部位の腫脹(はれ)がないこと、体調が良いことを確認し、かかりつけ医に相談の上、接種を受けること。

> 詳しくはこちら:
厚生労働省「接種間隔に関するリーフレット」

予防接種の種類

予防接種には、法律で摂取することが勧められている「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。
定期接種は、接種を受けることができる対象者(種類・年齢・期限)がワクチンごとに決められています。

定期接種は、さらに集団予防を目的とする感染症(A類疾病)と個人予防を目的とする感染症(B類疾病)に分かれます。
A類疾病は主に集団予防や重篤な疾患の予防に重点を置き、国の積極的な勧奨があり、本人(保護者)に努力義務があり、公費で受けられます(一部自己負担あり)。一方、任意接種でも、各区市町村で一部の補助が受けられる場合があります。
詳細については、お住まいの市区町村に確認しましょう。

A類疾病
  • ジフテリア
  • 百日せき
  • 破傷風
  • 急性灰白髄炎(ポリオ)
  • 麻しん
  • 風しん
  • 日本脳炎
  • 結核
  • Hib(ヒブ)感染症
  • 小児の肺炎球菌感染症
  • 水痘
  • B型肝炎
  • ロタウイルス感染症
  • ヒトパピローマウイルス感染症
B類疾病〔接種努力義務はありません〕
  • インフルエンザ(*1)
  • 高齢者の肺炎球菌感染症(*2)

*1 )65歳以上、または60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方は定期接種の対象となります。

*2 )高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンについては、2023年度までは、該当する年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方と、60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方は定期接種の対象となります。

※クリックすると拡大できます / 令和3年1月現在

予防接種、前と後の注意点

予防接種前

以下に該当する場合は、予防接種を受けることができません。事前にチェックしましょう。

  • 発熱している(通常37.5℃以上)
  • 重篤な急性疾患にかかっている
  • その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシー・ショック(呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)を起こしたことがある
  • 生ワクチン(風しん、麻しん、水痘、流行性耳鼻下腺炎、BCGなど)を接種して27日以内
  • BCG接種においては、外傷などによるケロイドが認められる
  • 妊娠中の、麻しん、風しん、水痘、おたふくかぜワクチン
  • その他、医師が不適当な状態と判断した時

予防接種後

予防接種後は、副反応が見られるケースがあります。接種後は、しばらく安静にし、体調に変わりがないことを確認してから帰宅しましょう。不安な点があれば、接種した医療機関の医師に相談してください。なお、万が一、予防接種のワクチンにより健康被害が生じた場合に備え、健康被害救済制度があります。

副反応例
  • ●発熱 
  • ●発疹 
  • ●局所反応 
  • ●アナフィラキシー 
  • ●急性脳炎 
  • ●急性脳症 
  • ●けいれん 
  • ●急性散在性脳脊髄炎 
  • ●ギランバレー症候群

予防接種Q&A

Aなぜ生後2か月から予防接種が必要になるの?
Q

赤ちゃんは生後5~6か月までは、母親からもらった免疫などによって、多くの細菌やウイルスなどの感染から守られています。しかし、その免疫が落ち始めると感染症にかかりやすくなり、重症化や時には命にかかわることもあります。その時期に感染対策の効果を発揮するために必要なのが生後2か月で始める予防接種です。

赤ちゃんは1歳までに接種すべきワクチンも多いので、受ける順番や時期などのスケジュールは、かかりつけ医に相談しながら決めましょう。体調不良などで、スケジュール通りに受けられなかった場合は、医療機関で早めに再調整をしましょう。

A接種を受けそびれてしまったら?
Q

受け忘れに気づいたら、気付いた時点でかかりつけ医に相談し「すぐに接種する」が原則です。原則として、推奨時期を外れると定期接種であっても、費用は自己負担になります。ただし、接種期間の延長などを認めてくれる自治体もあるので、自治体の担当部署や保健所、かかりつけの小児科医などに相談してみるとよいでしょう。

A子どもの予防接種後に気をつけることは?
Q

予防接種後は、発熱や注射した部位の腫れ・痛みなどが起こることがありますが、多くは短期間で治るものです。思春期のお子さんの場合、注射への恐怖心が強く極度に緊張していたり、疲れていたりするときに、痛み、不安などから接種後に気を失って倒れる(血管迷走神経反射)が起こる場合があります。この場合には横になって寝ていると回復します。保護者の方は、顔色など子どもの様子をよく見ておいてあげてください。

また、ごく稀に起こる重い副反応としては「アナフィラキシー」があります。これは接種後30分以内に起こることが多いので、接種後は、しばらく安静にし、体調に変わりがないことを確認してから帰宅しましょう。異変があればすぐに医師に伝えましょう。

A大人になると予防接種はいらない?
Q

大人になっても予防接種は大切です。
例えば、インフルエンザは毎年冬に流行します。行動範囲が広く、感染症にかかると仕事や家族に影響が及ぶ可能性があるため、流行前の接種が望ましいとされています。

麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)、日本脳炎、百日咳では、子どものころに受けた予防接種でできた免疫が大人になって弱くなってくることが分かってきています。そのため50歳以上では、帯状疱疹(水痘ワクチン)の接種を行うことが推奨されています。

A任意接種は受けなくてもよいの?
Q

日本では予防接種法により、接種することが勧奨されている「定期予報接種」のワクチンが定められており、その他のワクチンについては「任意接種」とされています。

任意接種には、「個人が感染症にかかったり重症になるのを防ぐために受ける予防接種」「定期接種を受けそびれたり、受ける機会がなかった方が、対象年齢以外で受ける予防接種」(流行を防ぐために、行政から受けることを推奨している場合も)「免疫の弱い方に接する機会がある方などが、周囲の方の感染を防ぐために受ける予防接種」などが含まれます。任意接種は制度上自己負担ですが、任意だから重要度が低いわけではありません。できれば受けた方がいいでしょう。

A自然感染したほうが免疫はつくのでは?
Q

自然にかかった場合に、強い免疫を獲得できることもありますが、一方で、合併症や後遺症になるリスクが高くなります。また自分が病気にかかることで周囲にうつしてしまう可能性があるため、予防接種で予防することが望ましいです。

海外渡航時に
必要なワクチンについて

海外では日本にはない病気が発生していたり、日本にいるときよりも感染リスクが大きい病気があります。
予防接種で防げるものは、渡航前に接種をしておきましょう。
海外で注意したい感染症については こちら(How to 感染対策「海外旅行にお出かけの際には」)>

予防接種をすると
完全にかからないということではありません。
手洗い・マスクなど感染症対策も
忘れずに行いましょう。

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