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- 感染対策クイズ 冬の感染対策編
冬になると呼吸器感染症(インフルエンザなど)やウイルス性胃腸炎(ノロウイルスなど)が流行し、
それらの感染症や季節ごとに、感染対策のポイントは異なります。
正しい知識で、冬の感染対策ができているかクイズでチェックしてみましょう!
どの感染症にもアルコール消毒が
効果的のため、
掃除にはアルコールを
使用した方が良い?
インフルエンザ:熱がさがると、
感染力はなくなっている?
解熱後も数日は感染力がある
-
解熱後、少なくとも2日は感染力があります。
症状がおさまっても家族や周りの人に感染させないよう注意しましょう。
学校へは「発症後5日を経過、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで」はインフルエンザによる出席停止期間とされています(学校保健安全法(昭和33年法律第56号))。
[How to 感染対策]
学校・幼稚園・保育所等で予防すべき感染症
[感染症ってなに?]インフルエンザ
冬の乾燥で手荒れ。感染対策に影響する?
感染対策が十分にできない
可能性がある-
手が荒れることで、手洗いや消毒時に痛みが伴うことがあります。それにより、傷を避けてしまい、適切な手指衛生が行えなくなることがあります。手洗いや消毒は洗い残しがないように正しくしっかりと行いましょう。ハンドクリームによる保湿で、手荒れ対策も行いましょう。
-
「破傷風」は泥や土の中にいる細菌「破傷風菌」が傷口から入り、感染します。口があきづらい、顎が疲れるといった症状に始まり、死亡する可能性もあります。予防接種が有効で、免疫が10年間持続します。
-
インフルエンザは空気感染に
注意する必要がある?
注意しないといけない
-
閉め切った空間では感染する可能性があるので、定期的に換気をして注意しましょう。
家族が感染した時は、できるだけ別々の部屋で過ごしてください。
飛沫感染、接触感染もするので、感染者はマスクを着用しましょう。感染予防の基本は手洗いまたはアルコール手指消毒です。感染しないために、流行前のワクチン接種も有効です。
[感染症ってなに?]インフルエンザ
ノロウイルスは、食べ物からの感染のみで、
人からの感染はない?
人からも感染する
-
人から接触感染や飛沫感染をすることがあります。また感染者の便や吐物からでた細かい粒子を吸い込むことによる経口感染もあります。
ノロウイルスは症状がおさまっても、その後1週間から1カ月程度は、便の中にノロウイルスが排泄されます。治癒後も感染を拡げないように注意しましょう。
感染者の嘔吐物や便を処理(オムツ交換)する時は、使い捨てのマスクと手袋を着用して静かに拭き取ります。床に付着した時は次亜塩素酸ナトリウムで拭き取りましょう。シーツ等の寝具や衣類に嘔吐物や便がついた時は、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いをします。その後、熱水による洗濯(85℃で1分間以上)、もしくは次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行ってください。
手洗いも忘れずにしっかりと行いましょう。 -
インフルエンザの予防接種は、
予防した日から効果がある?
2週間後から効果が出て、
発症後の重症化を防ぐ-
効果は2週間後から現れます。「流行する前」に予防接種することが大切なので、12月中旬くらいまでに毎年インフルエンザの予防接種を受けることが望ましいです。
予防接種は、感染後の発病をおさえる効果と、発症後の重症化を防ぐ効果があります。感染しないという訳ではないので、マスクの着用や手洗いを行いましょう。
[感染症ってなに?]インフルエンザ
インフルエンザワクチンの
定期接種の対象者は?
65歳以上の高齢者
-
インフルエンザに感染し発病すると、多くの方は1週間程度で回復しますが、以下の方は重症化しやすいとされており、定期接種の対象となっています。接種については、かかりつけ医師とよく相談しましょう。
・65歳以上の方
・60~64歳で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方
・60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方法律に基づいて市区町村が主体となって実施する「定期接種」では、費用は公費で受けられます(一部自己負担あり)。各自治体により異なるので、お住まいの地域の情報を確認してください。
[感染症ってなに?]インフルエンザ-
国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。(厚生労働省 令和4年度インフルエンザQ&A Q21)
ロタウイルスは5歳までの子どもにしか
かからない?
どの年齢でも感染する
-
発症しやすいのは、生後6か月~2歳の乳幼児で、5歳までにほとんどの小児が経験します。子どもだけではなく大人にも感染しますが、ほとんどは症状がでません。ただし高齢者など体力が落ちている大人は注意が必要で、病院や施設などで集団発生することがあります。
ロタウイルスは感染者の便に大量に含まれています。その便に触れた手指を介して、ウイルスが口に入ったり、感染者が触れたものに間接的に触れたりして感染します。嘔吐物や便の処理(オムツ交換)を正しく行いましょう。 -
感染対策のために加湿。
部屋の湿度を保つために、
冬場の換気はしなくてもよい?
換気をして空気の入れ替えが必要
-
30分に1回、数分間程度、窓を全開にして換気をしましょう。空気の流れを作り、部屋の空気を全て外気と入れ替える必要があります。違う方向の窓を複数開けると効果的です。窓がない場合はドアを開けましょう。空気を入れ替えると室内の温度が低くなるため、冬場は暖房も使用し、18℃以上、湿度40%以上を保つようにしましょう。[How to 感染対策]新型コロナウイルスの消毒・除菌を正しく行うために②
感染対策に湿度が重要なのは、なぜ?
のど粘膜を乾燥から守る・
湿度が高いと飛沫が飛びにくい-
両方正解です。
乾燥した空気を吸い込むと、のどの粘膜からウイルスやホコリを排出する機能が低下します。さらに、湿度により飛沫の飛ぶ距離が変わります。免疫機能の低下とウイルス・細菌の生存環境により感染リスクが高くなるため、加湿器を使用し、部屋の湿度を50~60%に保ちましょう。60%以上と湿度が高くなると、カビが活動し始めるので、加湿のしすぎに注意しましょう。
[How to 感染対策]新型コロナウイルス感染症について - 冬に向けての感染対策-
手洗いや咳エチケットに加え、温度・湿度を
意識して最適な環境を作ることが大切です。
冬だけでなく、他の季節に流行する感染症と
その対策も
「感染症ってなに?」で
確認してみましょう!
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