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手洗い・消毒を毎日の習慣にしよう!

【季節】
春, 夏, 秋, 冬
手洗い・消毒を毎日の習慣にしよう!

医療従事者の間では徹底して行われている手洗いや消毒。家庭や学校、職場などでも参考にできるヒントが数多くあります。

手洗い、消毒はなぜ必要?

食事の前やトイレの後、外出から帰ってきたときなどに、毎回手を洗うのは正直面倒だな...と思ったことはありませんか。手を洗う目的は2つあります。一つは、自分自身を感染から守ること。もう一つは、病気の原因となる細菌やウイルス(病原体)が広がる事を防ぐことです。 私たちは無意識のうちに、何度も鼻や口元を手で触ったり、目をこすったりしています。また、日常の生活空間には、ドアノブや電気のスイッチ、リモコン、冷蔵庫のドアや家具の扉など、頻繁に触れる場所がたくさんあります。病原体の付着した手でこうしたものに触れば、思わぬ感染症を引き起こしたり、人の手を介して部屋のあちこちに拡散させる恐れがあります。 手洗いと手指の消毒は、医療従事者の間では当たり前に行われている、最も基本的で効果の高い感染対策です。みなさんも日ごろから手を清潔に保つように心がけてください。

感染対策のプロフェッショナルが実践する「標準予防策」

医療の現場で実践されている「標準予防策(スタンダードプリコーション)」を知っていますか?もともとはアメリカ疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)が提唱したもので、日本でも取り入れられています。 標準予防策の原則は、手指衛生や防護服の着用といった感染予防を、感染症の有無にかかわらずすべての人に対して行うことです。どんな人の血液や体液、分泌物(汗以外)、傷ついた皮膚、粘膜にも、感染する微生物がいるかもしれない、という考え方に基づいて感染対策を行っているわけです。 家庭や学校、職場でも参考にしてみませんか。症状がなくても、ウイルスや病原体は「目に見えないだけで、そこにいるんだ」という前提で、普段からこまめに手を洗うことを習慣にしてしまいましょう。

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「疾病管理予防センターとは」
疾病の予防および伝染病発生時の対応に従事するアメリカの保険社会福祉省が管轄する機関で、感染対策をはじめ、様々な疾病に関するガイドラインや勧告を数多く発表しています。疾病管理予防センターが発表するガイドラインは、非常に多くの医学文献や専門データの収集結果を元に作成されるため、様々な国の医療機関に広く認知され、グローバルスタンダードとして用いられることが多くあります。



時計や指輪を外して、いざ実践! 
正しい手の洗い方「スクラブ法」

かける時間の目安は40~60秒。工程は9つあります。

  1. 手をぬらして液体石けんなどを手のひらにとって泡立てます。
  2. 手のひらと手のひらをこすります。
  3. 右手のひらで左手の甲を、左手のひらで右手の甲をこすります。
  4. 指を組み合わせ、指の間をこすります。
  5. 右手の爪は左の手のひらに当ててこすり、左手の爪は右の手のひらに当ててこすります。
  6. 左右の親指を、それぞれ反対の手のひらで包むようにこすります。
  7. 指先を手のひらの中央に当て、円を描くようこすります。
  8. 流水であらい流し、蛇口を閉めるときは素手で触れずに手をふいたペーパータオルを使います。
  9. 手は完全に乾燥させます。

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「スクラブ法とは」
洗浄剤入りの消毒薬を使って流水下でしっかり泡だてながら、手指を消毒する方法です。



スクラブ法の説明ポスター

印刷して、ポスターとしてご使用いただけます。

Adobe_PDF_file_icon_32x32.png正しい手の洗い方.pdf



洗い残しやすいのはココ

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アルコール手指消毒薬の使い方「ラビング法」

  1. 薬液を手のひらにとります。
  2. 指先や爪の部分に薬液を浸します。
  3. 手のひらにぬり広げます。
  4. 手の甲にぬり広げます。
  5. 指の間を交差させます。
  6. 親指を反対の手のひらで包むようにぬり広げます。



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「ラビング法とは」
病院の廊下でみかけるアルコール手指消毒薬ですが、これは消毒薬を手のひらにとり乾燥するまで、手指に塗り広げる消毒法です。この消毒法は水もタオルも使用しなくてすむため、病院ではよく使われています



ラビング法の説明ポスター

印刷して、ポスターとしてご使用いただけます。

Adobe_PDF_file_icon_32x32.pngアルコール手指消毒薬の使用手順_1.pdf

Adobe_PDF_file_icon_32x32.pngアルコール手指消毒薬の使用手順_2.pdf

Adobe_PDF_file_icon_32x32.png消毒の手順 _お子様向け.pdf

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