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インフルエンザウイルス、サブクレードKにも基本的な感染対策を!

【症状】
咳・喉の痛み , 発熱・悪寒 , 関節痛 , 頭痛がする , 鼻水・鼻づまり
【季節】
春, 秋, 冬
【感染症名】
インフルエンザ
インフルエンザウイルス、サブクレードKにも基本的な感染対策を!

毎日のようにニュースで耳にするインフルエンザ。今年は何が違うのでしょう?

その答えは、A型H3N2ウイルスの新しい変異株「サブクレードK」にあります。

まずは、最新データをもとにこのサブクレードKについて詳しく見ていきましょう。

インフルエンザのサブクレーKってなに

いま国内外で広がっているインフルエンザは、A型H3N2ウイルスの「サブクレードK」という新しい変異株が中心です。厚生労働省の調査では、今シーズン日本で流行しているA型H3のインフルエンザウイルスのうち、 2025年9月以降~11月5日までに採取された検体の約96%がサブクレードKでした。また、海外から日本に入国する際に発熱や咳などの症状がある人を対象に行った検査でも、A型H3ウイルスが陽性だった人の約73%がサブクレードKだったことがわかっています。

この変異株は感染力が強く、全国で警報レベルを超える地域が相次いでいます。ただし、症状は従来のインフルエンザと大きく変わらず、発熱や咳、体のだるさなどが中心です。移さない・移らないためには、ワクチン接種に加えて、手洗い・咳エチケット・マスクの着用など、基本的な感染対策を続けることが重要です。

⇒インフルエンザについて詳しくはこちら



インフルエンザの流行状況は?

流行状況は、厚生労働省が毎週発表しているインフルエンザの統計から確認できます(定点サーベイランス)。全国に約3,000ケ所ある「定点医療機関」が、その週に診断した患者数を報告しています。全国平均は、今どれくらい流行しているかの目安であり、都道府県別の情報は地域ごとの流行状況を確認できます。警報・注意報は、感染対策を強化すべきかどうか、生活や行動を変える判断材料にしてください。

⇒定点サーベイランスについて詳しくはこちら



インフルエンザの警報基準は30人とされていますが、2025年第48週(11月24日から11月30日まで)の報告では全国平均が44.99人に達し、基準を大きく上回りました。

東日本ではやや減少傾向ではありますが、西日本(中国・四国・九州)では患者数が増加しています。

また、基幹定点医療機関から報告された、インフルエンザによる入院報告数は 2,261 例であり、 前週(2,068 例)から増加しています。

20251205.png

2025年第49週(12月1日~12月7日)の定点あたりの報告数は、全国平均が38.51人で前週(44.99人)より減少しました。その一方で、警報レベル到達都道府県は41府県に拡大(前週は39都道府県)しました。九州をはじめ、これまで比較的落ち着いていた地域でも、注意が必要になってきました。地域によって流行ピークのタイミングがずれているため、最新情報を確認しましょう。入院報告数も1,951例と前週から減少していますが、高齢者(70代283例、80歳以上525例)の割合が高くなっています。

検出ウイルスではA型H3N2が全体の96%を占めています。

20251212.png

サブクレードKが、今年の流行の中心となっていますが、「ウイルスが特別に危険になった」というよりも、免疫力の低下・人の移動増加など複数の要因が重なり、例年より早く感染者が増えたと考えられています。

感染経路

インフルエンザは、主に咳やくしゃみの飛沫によって人から人へ広がります。 さらに、インフルエンザウイルスが付着したドアノブやスイッチなどに触れた手で鼻や口に触れると、接触感染することもあります。 また、換気の悪い閉め切った空間では、ウイルスが周囲に広がり、空気感染のように広がる可能性もあります。

予防法

インフルエンザの予防には、いくつかの基本的な方法があります。

まず、ワクチン接種は感染を完全に防ぐものではありませんが、重症化を防ぐ効果が期待できます。さらに、抗インフルエンザ薬はサブクレードKにも従来通り有効であると想定されています。

日常生活では、手洗いやうがい、マスクの着用を徹底することが重要です。これらは飛沫や接触による感染を防ぐために効果的です。また、規則正しい生活を送り、十分な睡眠や栄養をとることで免疫力を維持することも、インフルエンザにかかりにくくする大切なポイントです。

⇒正しい手洗い・消毒方法はこちら
⇒マスク着脱のタイミングはこちら

人に移さないために

インフルエンザを発症したら、まず外出を控えることが大切です。外に出ることで周囲に感染を広げてしまう可能性があります。咳やくしゃみをするときは、マスクを着用したりティッシュで口を覆うなどの「咳エチケット」を守りましょう。

家庭内でも注意が必要です。患者はできるだけ別室で休養し、家族との接触を最小限にしましょう。 また、学校や職場では無理をせず、早めに休むことで集団への拡大を防ぐことが重要です。

サブクレードKは感染力が強く流行の立ち上がりが早いものの、症状や重症度は従来の季節性インフルエンザと大きく変わらないと予想されます。ただし、高齢者や基礎疾患のある人を中心に入院が必要となるケースが多いため注意が必要です。全国的に警報レベルを超える地域が続出しており、年末年始にピークを迎える可能性があります。
冬本番を前に、ワクチン接種と基本的な感染対策などしっかりと対策をして健康に過ごしましょう!



関連情報(下記サイトを参考・編集し作成)

厚生労働省  新型インフルエンザ等対策推進会議(第20回)令和7年12月1日 資料4

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin/dai20_2025/gijisidai_6.pdf

厚生労働省 インフルエンザに関する報道発表資料 2025/2026シーズン

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00023.html

国立健康危機管理研究機構(JIHS) インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)

https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/article/influenza/article.html

令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A 令和7年11月14日版

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2025.html

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