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インフルエンザと抗菌薬(抗生物質)
- 【症状】
- 咳・喉の痛み , 発熱・悪寒 , 関節痛 , 頭痛がする , 鼻水・鼻づまり
- 【季節】
- 春, 秋, 冬
- 【感染症名】
- インフルエンザ

冬の感染症シーズンに気をつけたいこと
肌寒くなり、いよいよ冬の足音が聞こえてきました。感染症が流行する季節ですが、今はインフルエンザの流行が急拡大しています。
「風邪をひいたら抗菌薬を飲めば治る」と思っていませんか?
実はそれが、未来の医療を脅かす原因になるかもしれません。今回は、インフルエンザの流行状況と抗菌薬の正しい使い方についてご紹介します。
インフルエンザの流行状況
例年、流行は11月下旬~12月上旬に始まり、翌年1~3月にピークを迎えます。今年はすでに流行警報を発令した地域が増えており、東京都も11月13日に16年ぶりとなる11月中の警報を発表しました。
2025年第45週(11月3日~11月9日)の定点当たり報告数は21.82(患者報告数84,183)で、前週の14.90(患者報告数57,424)から大きく増加しています。入院報告数も888例と、前週の527例から増えています。
かからないことが大切ですが、体調が悪いときはしっかり休みましょう。
⇒インフルエンザについて詳しくはこちら

抗菌薬はインフルエンザに効く?
「家に抗菌薬があるから飲んでおこう」「病院で抗菌薬を出してもらおう」と思っていませんか?
インフルエンザはウイルスによる感染症です。抗菌薬は細菌にしか効かないので、飲んでも治りません。むしろ薬剤耐性(AMR)を引き起こす可能性があります。
薬剤耐性(AMR)とは?
抗菌薬が効きにくくなったり、効かなくなる状態を薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)と呼びます。
なぜ耐性菌が生まれるの?
抗菌薬の不適切な使用や環境要因が原因です。たとえば、処方された薬を途中でやめたり、必要のない場面で抗菌薬を使うことが耐性菌を増やします。耐性菌が増えると治療が難しくなり、感染が広がるリスクも高まります。
なぜAMRが問題なの?
肺炎や尿路感染症など、通常なら抗菌薬で治せる病気が治療困難になり、命に関わることもあります。手術やがん治療など、感染症リスクを伴う医療行為にも影響し、現代医療そのものを揺るがしかねない問題です。
世界で進むAMR対策
WHOは毎年11月18日~24日を「世界薬剤耐性(AMR)啓発週間」と定め、日本では11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」としています。目的は、より多くの人に知ってもらい、一人ひとりが行動を起こすきっかけを作ることです。
私たちにできる3つのこと
- 風邪に抗菌薬は効きません
インフルエンザを含め、風邪の原因はほとんどウイルスです。抗菌薬を飲んでも意味がなく、副作用のリスクもあります。 - 医師の指示通りに服用する
抗菌薬は医師が原因菌や体の状態に合わせて飲む期間や量を決めます。症状が治まってもその時点では完全に原因菌を退治できたわけではないので、自己判断でやめてしまうと菌が耐性化する隙を作ってしまいます。残っていた薬や人からもらった薬を飲むのもNGです。 - 基本的な感染対策を徹底する
抗菌薬を飲まなくてすむ一番の方法は、感染症にかからないこと。手洗いは感染対策の基本で、風邪だけではなく、様々な感染症を防ぐことができます。しっかり手を洗う事で、自分の身を守るだけではなく、周りの人への感染も防ぐことができるのです。さらに、ワクチンで予防できる感染症もあります。インフルエンザワクチンなど、ご自身やご家族の接種状況を確認しましょう。
⇒「手洗いの方法」について詳細はこちら
⇒予防接種を受けるタイミングと注意についてはこちら
正しい知識でこの冬を乗り切りましょう
インフルエンザの流行はまだまだ続きそうです。正しい知識を持って、流行期を乗り切りましょう。
関連情報(下記サイトを参考・編集し作成)
厚生労働省 インフルエンザに関する報道発表資料 2025/2026シーズン
国立健康危機管理研究機構(JIHS) インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/article/influenza/article.html
内閣感染症危機管理統括庁 薬剤耐性(AMR)対策
https://www.caicm.go.jp/action/amr/index.html
厚生労働省 薬剤耐性(AMR)対策
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120172.html
AMR臨床リファレンスセンター 未来に使える抗菌薬を残すため薬剤耐性(AMR)について学ぼう!
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