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一般ご家庭・学校向け

ゴールデンウイークのアウトドア ~マダニにご注意を!~

【症状】
消化器症状 , 発熱・悪寒 , 筋肉痛
【季節】
春, 夏, 秋
【感染症名】
重症熱性血小板減少症候群
ゴールデンウイークのアウトドア ~マダニにご注意を!~

待ちに待った、新型コロナウイルス感染症が5類に移行されてから初めてのゴールデンウィーク。今年は最大10連休の方も! アウトドアやレジャー、体験ツアーなどを楽しむ絶好の機会ですが、実はマダニも活発になる季節です。

マダニは森林や草地、公園などの自然環境だけでなく、都心の公園や河川敷にも生息し、野生動物などの血を吸って生きています。そして、マダニに咬まれると、ライム病やダニ媒介性脳炎、重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome: SFTS、以下「SFTS」と記載)といった色々な感染症になることがあります。そしてこれは、大切な家族の一員でもあるペットでも同じなのです。

特にSFTSは、重篤な症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

SFTSってどんな病気?

動物由来感染症と呼ばれるものの1つで、マダニが媒介し、SFTSウイルスを有するマダニに咬まれることにより感染します。

4類感染症に位置付けられている感染症で、野生動物やネコ・イヌなどにも感染します。ウイルスは、感染した動物の血液、唾液などに存在するため、動物に噛まれたり触れたりして感染することもあります。

ペットとお散歩に行く場合には、ペットにも注意が必要です。

ヒトからヒトへの感染は、中国や韓国では複数報告されていましたが、日本でも、2023年4月に初めて報告されました。

海外では中国・韓国・台湾・ベトナムといったアジア各国、日本では西日本で感染者が発生していましたが、東日本でも発生の報告が出てきています。

主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。潜伏期間は、マダニに咬まれてから5日~2週間程度とされていますが、ネコに咬まれて感染する場合にはより短い場合も。有効な薬剤、治療法、ワクチンはなく、対症療法が主体となります。


マダニから身を守るには?

マダニに咬まれないように気をつけることが重要です。草むらや藪、ハイキングで山に行くなど、マダニが多く生息する場所に入る時には注意が必要です。

  • 服装

マダニによる咬みつきを予防する対策として、肌の露出を少なくしましょう。長袖の服や長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子や手袋、首にタオルを巻く等です。

また、明るい色の服だと、マダニを目視で確認しやすいです。

  • 虫除け剤

マダニの付着を完全に防げるわけではありませんが、補助的な効果があると言われています。

ディート、イカリジンという成分のものが市販されています。

  • むやみに触らない

野生動物はSFTSだけでなく、どのような病原体を持っているかわかりません。野生動物には触らないようにしましょう。野良猫などの保護は、専門家に依頼を。

  • 身の回りをチェック

アウトドアでの活動後は、家に入る前に全身を確認し、服にマダニがついていないかをチェック! 服についていたら、ガムテープで取り除きましょう。

耳の後ろや髪の毛、脇の下、膝の裏など、隠れやすい部分にも注意が必要です。シャワーやお風呂に入って、噛まれていないか確認を。

ペットのお散歩後も、ペットの体にマダニがついていないか確認です。


詳細はこちら(ダニから感染!?<予防Point!)

https://www.m-ipc.jp/column/135


もしも咬まれてしまったら?

マダニの大きさは、38mm程度ですが、ヒトや動物に取りつくと、数日から10日以上も吸血して1020mmの小さな豆のようになります。咬まれたことに気づかない場合も多いと言われており、マダニが吸血して大きくなってからようやく気づくことも。

吸血中のマダニに気づいた場合は、無理に引き抜こうとしたり、潰したりしてはいけません。無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液が逆流してウイルスが体内に入りやすくなったりする恐れがあります。皮膚科などの医療機関でマダニの除去や消毒をしてもらってください。


咬まれた後は

数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合はすみやかに医療機関で診察を受けて下さい。

受診時には、①ダニに咬まれたこと、②野外活動の日付、③場所、④発症前の行動を伝えてください。


その他、アウトドアでご注意いただきたい野生の生き物はこちら

https://www.m-ipc.jp/column/137



せっかくのゴールデンウィークです。人間もペットも辛い思いをしないよう、しっかり準備をしてアウトドアを安全に楽しんでください。


関連情報

国立感染症研究所 マダニ対策、今できること

https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html

厚生労働省 ダニ媒介感染症

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html

厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html

国立感染症研究所 本邦で初めて確認された重症熱性血小板減少症候群のヒトヒト感染症例

https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-iasrs/12572-530p01.html

国立感染症研究所 感染症発生動向調査で届出られたSFTS症例の概要

https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-idwrs/7415-sfts-nesid.html

国立感染症研究所 SFTS等の最新の動物由来感染症の発生状況について

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001164499.pdf

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