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梅毒が流行中!

【症状】
発疹 , 腫れ
【季節】
春, 夏, 秋, 冬
【感染症名】
梅毒
梅毒が流行中!

1999年に感染症法に基づく調査が開始されてから初めて梅毒の年間の報告数が1万人を超えました。今回は流行中の梅毒についてご紹介します。

2022年の報告数が1万人超え

梅毒の患者数は2010年頃から増え続け、新型コロナウイルスの流行が始まった2020年は一旦減少しましたが、2021年以後に急増し、2022年第44週(10月31日~11月6日)までの累積報告数は、10,744人となり、1999年に調査開始されてから初めて1万人を超えました。



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感染者の男女別の動向

●男女別感染者の増加状況
2022年第1〜42週(2022年1月3日〜10月23日)の感染者は、男性は6,704例、女性は3,436例で、男女共に前年同期間(男性4,006例、女性2,025例)から約1.7倍に増加しました。

●男女別年齢分布
2022年第1〜42週(2022年1月3日〜10月23日)に診断された症例の5歳ごとの男女別年齢分布について、男性は20〜54歳の幅広い年齢群で多く報告されており(5,578例、83%)、最も多い年齢群は25〜29歳(883例、13%)でした。女性は20代に多く報告されており(2,001例、58%)、最も多い年齢群は20〜24歳(1,252例、36%)でした。

●男女別 性風俗産業の利用歴・従事歴
2022年第3四半期(第27〜39週)に診断された症例において、直近6カ月以内の性風俗産業の利用歴・従事歴については、男性921例(40%)が利用歴あり、女性490例(40%)が従事歴ありと報告されました。

IDWR 2022年第42号<注目すべき感染症> (梅毒国立感染症研究所)(https://www.niid.go.jp/niid/ja/syphilis-m-3/syphilis-idwrc/11612-idwrc-2242.html)を編集して作成



梅毒とは?

梅毒は梅毒トレポネーマというらせん状の細菌による性感染症です。性的接触で粘膜などと直接接触することで感染します。オーラルセックスで感染することもあります。
感染後3~6週間の潜伏期を経て、経時的に様々な症状が出ます。
<早期顕症梅毒Ⅰ期>
感染3~6週間の潜伏期の後に、感染した部位に腫れや潰瘍が見られます。治療しなくても数週間で症状が無くなりますが治ったわけではありません。
<早期顕症梅毒Ⅱ期>
Ⅰ期の症状が無くなり、感染後3カ月経過すると、菌が全身に広がり、全身に発疹が出ます。治療しなくても数週間から数か月で症状が無くなりますが治ったわけではありません。また、肝臓、腎臓など全身の臓器にも様々な症状が出ることがあります。
<晩期顕症梅毒>
Ⅱ期の症状が無くなり、感染後3年以上経つと、ゴムのような腫瘍、梅毒によると考えられる心血管症状、神経症状、眼症状などが認められることがあります。
<潜伏梅毒>
I 期と II 期の間、 II 期の症状が無くなった後の全く症状がないことを潜伏梅毒と呼びます。症状がなくても周りに感染させることがあります。

<先天梅毒>
妊婦が感染すると胎盤を通じて胎児が感染し、眼の炎症、難聴、歯への影響などが見られる先天梅毒になることがあります。先天梅毒だけではなく、流産や死産のリスクもありますので注意が必要です。

治療法

ペニシリン系の抗菌薬で治療します。2021年9月にはペニシリン系の筋注製剤が日本で承認されました。内服薬が処方された場合は、途中で症状がなくなっても決められた期間は薬を飲み続けましょう。

検査

血液検査が行われます。保健所などで無料・匿名で検査が受けられるところを教えてもらえることもあります。早期に治療を開始するためにも感染の疑いがあれば早めに検査しましょう。

予防法

感染を100%防ぐことができるわけではありませんが、コンドームを適切に着用することでリスクを下げることができます。また、女性の感染者が増えているため、先天梅毒を防ぐために妊婦検診を受けることも大切です。

梅毒は一度治ってもまた感染することもあります。梅毒が疑われる症状がある方は是非検査しましょう。

関連情報

厚生労働省 
梅毒
(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-11.html)
性感染症
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/)
国立感染症研究所 
梅毒とは
(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ha/syphilis/392-encyclopedia/465-syphilis-info.html)
IDWR 2022年第42号<注目すべき感染症> 梅毒
(https://www.niid.go.jp/niid/ja/syphilis-m-3/syphilis-idwrc/11612-idwrc-2242.html)
日本の梅毒症例の動向について (2022年10月5日現在)
(https://www.niid.go.jp/niid/ja/syphilis-m/syphilis-trend.html)
IDWR
(https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html)

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