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新タイプ「XE」について今分かっていること
- 【症状】
- 咳・喉の痛み , 発熱・悪寒
- 【季節】
- 春, 夏, 秋, 冬
- 【感染症名】
- 新型コロナウイルス感染症
厚生労働省によると、空港検疫で新型コロナウイルスの「XE」と呼ばれるタイプが確認されました。
3月26日にアメリカから成田空港に到着した30代の女性です。
XEとは何か今分かっていることをご紹介します。
XEとは
新型コロナウイルスなどのRNAウイルスにおいては、2種類以上の同じ種類または近いウイルスの間で、遺伝子の一部が組換わったゲノムを持っているウイルスが生成されることがあります。
このウイルスのことを組換え体と言います。
世界各地から組換え体が報告されており、その中の1つがXEです。
組換え体の多くは特徴は明らかになっていませんが、XEはイングランドではコミュニティ伝播が認められており感染者の増加する速度がBA.2より12.6％高いことが報告されています。
3月26日に確認されたXEについては、イギリスで流行しているものに由来するのか、それとは異なる場所で生じた組換え体であるかは判定できていません。
XEはウイルスの基本的な性状はBA.2系統の特徴があると考えられています。
オミクロン株の組換え体について（国立感染症研究所）（https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/11073-cepr-b11529-re.html）を編集して作成
XEに限らず、引き続き基本的な感染対策を行いましょう。
関連情報
厚生労働省
新型コロナウイルス感染症（変異株）の患者等の発生について（空港検疫）
（https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25158.html）
国立感染症研究所
オミクロン株の組換え体について
（https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/11073-cepr-b11529-re.html）
