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一般ご家庭・学校向け

3回目の緊急事態を宣言- 新型コロナウイルス変異株の拡大-

【症状】
たんが多い , 咳・喉の痛み , 息苦しい , 発熱・悪寒 , 鼻水・鼻づまり
【季節】
春, 夏, 秋, 冬
【感染症名】
新型コロナウイルス感染症
3回目の緊急事態を宣言- 新型コロナウイルス変異株の拡大-

2回目の緊急事態宣言が2021年3月1日に大阪府、兵庫県などの6府県で先行解除されましたが、リバウンドが懸念されていたなか感染者が急激に増加し、兵庫県や大阪府では感染力が強いとされている変異株の陽性率が増加していました。このため4月5日より大阪府(大阪市)、兵庫県(神戸市など)、4月12日より東京都(23区、立川市など)などで「まん延防止等重点措置」が適用されました。
 ⇒「まん延防止等重点措置」についてはこちら
しかし、感染者の増加が今までになく急激で歯止めがかからず、特に大阪府、兵庫県などではほぼ医療体制が崩壊の状態になり、さらに東京都においても変異株の陽性率が約30%を超え増加傾向となっていることから、このままでは医療崩壊が懸念されるようなりました。

2021年4月25日 3回目の緊急事態を宣言

帰省や旅行などで人の動きが大きくなるゴールデンウィークを控え、全国的にまん延する恐れがあることから、2021年4月25日より大阪府、兵庫県、京都府、東京都に3回目の緊急事態が宣言されました。期間は5月11日まで。
 ⇒「緊急事態宣言」についてはこちら


飲食場面に対する対策の強化及び
変異株の増加を踏まえた人流の抑制措置


今回の緊急事態宣言期間中の取り組みは、飲食につながる人の流れの制限、飲食店に対する営業時間短縮要請、外出自粛の要請、テレワークの推進などです。

【緊急事態宣言期間中の取り組みのポイント

●飲食 
・酒類、カラオケ提供店は休業要請、それ以外は20時までの時短要請
路上・公園等における集団での飲酒などに対して必要な注意喚起
●人の流れを抑制
①住民
・日中を含めた不要不急の外出・都道府県間の移動の自粛
・混雑している場所・時間をさけて行動など
② 催し物、イベント
・原則無観客を要請
③百貨店、映画館など(1000㎡を超える集客施設)
・休業要請(生活必需関係、学び関係、ライフイベント関係等を除く)
④その他
・交通事業者に対して平日の終電繰上げ、週末休日の減便を協力依頼
●クラスターの感染源対策
①事業者
・在宅勤務(テレワーク)、連休中の休暇促進により出勤者数7割削減
・集団活動の職場における感染防止の徹底、検査の拡充
②学校等
・大学などにおける遠隔授業の活用を要請
●その他
医療提供体制
・医療人材の派遣
・不急一般医療の制限を含めたコロナ対応病床・宿泊施設の速やかな確保

 ⇒「緊急事態宣言区域における取り組み」について詳しくはこちら



新型コロナウイルス変異株について


感染性が高くなった変異株による感染者が急激に増加しています。変異株はさらに重篤性が高くワクチンの効果が低下している可能性などが指摘され、世界中への拡大が懸念されています。英国では2020年11月に変異株(英国型)が報告されて以降感染者が急激に増え、2021年1月には1日6万人を超えるまで増加しました。
日本では2020年12月に英国型、ブラジル型、2021年1月に南アフリカ型が空港検疫で検出されて以降増加傾向にあり、2021年4月末で関西(大阪、京都、兵庫県)で約80%程度、東京で約40%程度、愛知約60%程度が変異株であると推定されています。

●変異株と従来株の違い

変異株.jpg新型コロナウイルスは、表面を覆っているスパイクタンパク質(Sタンパク)がヒトの細胞の受容体に結合することで感染します。
Sタンパクは変異が多く、変異する部分の違いから英国型、南アフリカ型、ブラジル型などがあります。これらは共通してN501YというSタンパクの変異があり、南アフリカ型、ブラジル型はE484KというSタンパクの変異があります。さらにインド型が4月に国内で初めて検出されました。これらの変異株は従来株と比べて感染性、重篤性、ワクチンの効果などが変わる可能性が懸念されています。
特に、若い年齢層の感染者の割合が従来株よりも高く、若年者でも重症化することが指摘されています。
国立感染症研究所の調査では、日本の変異株は英国型が多く、従来株と比べて男女比は同じですが、18歳未満の割合が高く、さらに、実効再生産数※が従来株と比べて平均で1.32倍高かったと報告されています。
 ※ 感染状況の指標で、1人の感染者が平均して何人に感染させるか


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 ⇒「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第8報)(国立感染症研究所)」はこちら
 ⇒「日本国内で報告された新規変異株症例の疫学的分析(第1報)(国立感染症研究所)」はこちら
 ⇒「第32回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年4月27日)(厚生労働省)」はこちら

感染対策

感染性や重篤性が従来株より高い可能性があることから、変異株が増加すると重症者が増え、医療体制が不十分になることが懸念されています。
変異株も従来株と同様の対策が必要ですが、東京大学医科学研究所より、従来株より飛沫感染における伝播力が高い変異株も報告されており、より意識して感染対策を実施することが必要と考えられます。
手洗い・咳エチケット、「三つの密」を避けるなどの基本的な行動の徹底や「5つの場面」の回避が重要と考えられます。

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 ⇒「感染リスクが高まる「5つの場面」感染の再拡大防止特設サイト(内閣官房)」はこちら

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基本的な行動の徹底

①手洗い、せきエチケット等の感染防止対策の徹底しましょう
  
⇒「手洗いの方法」について詳細はこちら
②「三つの密」の徹底的に回避しましょう
 人混みや近距離での会話、多数の者が集まる室内で大声を出すことや歌をうたうのを避けましょう
③人と人との距離をとりましょう
 ソーシャルディスタンス:社会的距離の確保、最近はフィジカルディスタンス:身体的距離の確保と言われています
④不要不急の外出を自粛しましょう

せきエチケットをしましょう
 
せきやくしゃみによる飛沫感染を防ぐため、マスクをしましょう。
 マスクをしていないときに、せきやくしゃみが出そうになったら、ティッシュや腕で口と鼻を覆い、しぶきを周囲に飛ばさないように心がけましょう。
 使用したティッシュはゴミ箱に捨ててください。
 もし手のひらで口や鼻を覆った場合は、すぐに手を洗いましょう。
  
⇒「マスクの使用方法」について詳細はこちら


関連情報

内閣官房
新型コロナウイルス感染対策
https://corona.go.jp/
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言(令和3年4月23日発出)
https://corona.go.jp/news/pdf/kinkyujitaisengen_20210423.pdf
緊急事態宣言区域における取組について
https://corona.go.jp/emergency/pdf/kinkyujitai_torikumi_20210423.pdf
感染リスクが高まる「5つの場面」感染の再拡大防止特設サイト
https://corona.go.jp/proposal/
国立感染症研究所
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第8報)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/10280-covid19-41.html
日本国内で報告された新規変異株症例の疫学的分析(第1報)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/10279-covid19-40.html
SARS-CoV-2の変異株B.1.617系統の検出について
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2551-lab-2/10326-covid19-43.html
厚生労働省
第32回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年4月27日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
東京大学医科学研究所
現在流行中のSARS-CoV-2 D614G変異株は、高い増殖効率と感染伝播力を示す
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00047.html

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