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新型コロナウイルスの消毒・除菌を正しく行うために①

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新型コロナウイルスの消毒・除菌を正しく行うために①

現在新型コロナウイルスの消毒や除菌の効果をうたう様々な消毒剤や除菌剤があります。
厚生労働省は、新型コロナウイルスの消毒・除菌を正しく行うため、NITE※がまとめた最新の消毒方法の有効性評価の結果をふまえ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」(2020年6月26日)を公表しました。
今回、このなかから消毒・除菌の目的に対する正しい除菌・消毒方法について紹介します。
 ⇒独立行政法人 製品評価技術基盤機構「新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告」こちら
 ⇒厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」(2020年6月26日)はこちら

※NITE:独立行政法人 製品評価技術基盤機構

消毒・洗浄の目的にあった消毒・除菌方法の選び方



消毒・除菌方法

新型コロナウイルスの感染者の飛沫が付着したモノに触るとに新型コロナウイルス付着します。ウイルスが付着した手で鼻や眼を触ると新型コロナウイルスに感染します。
このため、手や身の回りのモノに付着した新型コロナウイルスを消毒・除菌し、ウイルスの量を減らすことが大切です。
このとき、手や指、モノなど消毒・除菌方法は、消毒・除菌の目的にあった方法を選びましょう。
また、使用する「消毒剤」「除菌剤」は、効果が確認されている成分が含まれているものを、正しい方法で使用しましょう。特に、手や指など人体に用いる場合は、「薬機法」※に基づく品質・有効性・人体への安全性が確認された「医薬品・医薬部外品」を使用しましょう。
なお、「消毒剤」「除菌剤」を使用するときには必ず、ラベルなどをご確認の上、お使いください
 
※薬機法:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

〈消毒・除菌方法〉

①水及び石けんによる洗浄
 モノ、手指
②熱水
 モノ
③アルコール消毒液
 モノ(雑品、医薬品・医薬部外品)、手指(医薬品・医薬部外品)
③次亜塩素酸ナトリウム消毒液(塩素系漂白剤)
 モノ(雑品、医薬品・医薬部外品)
④洗剤(界面活性剤)
 モノ(雑品、医薬品・医薬部外品)、手指(未評価)
⑤次亜塩素酸水(一定条件を満たすもの)
 モノ(雑品)


参考 厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について
(6月26日)

洗剤(界面活性剤)・次亜塩素酸水の新型コロナウイルスに対する有効性

NITEは、家庭や職場で入手可能な洗剤の成分である界面活性剤や次亜塩素酸水などアルコール以外の物質について、新型コロナウイルスに対する有効性の評価を行い、最終報告を発表しました。

①洗剤(界面活性剤)
市販されている家庭用洗剤(住宅家具用、お風呂用、トイレ用など)の主成分である「界面活性剤」の一部が新型コロナウイルスに有効であることが報告されました。製品を購入するときは、効果が確認された界面活性剤が含まれているか、ラベルなどを確認することが必要です。
 ⇒効果が確認された界面活性剤、使用方法・注意事項などについてはこちら

②次亜塩素酸水
次亜塩素酸水は、「次亜塩素酸」を主成分とする酸性の溶液で、一定濃度以上の次亜塩素酸水は、新型コロナウイルスに有効であることが報告されました。
また、使用時には、消毒するものの表面に付着している皮脂などの汚れをよく落とし、少量では十分に効果が発揮されないため、十分な量を使用することや、製造業者等が提供する安全情報、使用上の注意を確認し、適切に使用する必要があると報告しています。

●次亜塩素酸水(製造方法※によらず):有効塩素濃度35ppm以上
●ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム:有効塩素濃度100ppm以上

 ★ppm:濃度の単位で、1%が10,000ppmに相当します。よって100ppmは、0.01%に相当します。

〈次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸水は、アルカリ性の「次亜塩素酸ナトリウム」とは下図の通り性質が異なりますので、間違わないように注意が必要です。
また、製造方法※により電気分解生成装置を使って食塩水を電気分解した次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウムに酸を加えたり、イオン交換で酸性に調製した非電気分解の次亜塩素酸水があります。
次亜塩素酸類.jpg
〈次亜塩素酸水の規格
電気分解して生成した次亜塩素酸水にはpHや有効塩素に規格があり、食品添加物に指定されているものがあります。しかし、非電気分解の次亜塩素酸水には規格などが無く、成分がはっきりしないものがあるため、製品を購入するときはラベルなどを確認することが必要です。

●電気分解(食品添加物の規格)
 強酸性次亜塩素酸水 pH2.7以下、有効塩素濃度 20-60ppm
 弱酸性次亜塩素酸水 pH2.7-5.0、有効塩素濃度 10-60ppm
 微酸性次亜塩素酸水 pH5.6-6.5、有効塩素濃度 10-80ppm
●非電気分解(NITEで試験に用いた次亜塩素酸水)
 pH5.0-6.5、有効塩素濃度 100-300ppm

参考
厚生労働省「食品 添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)第2添加物(平成29年11月30日現在)


参考
厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について
(6月26日)
独立行政法人製品評価技術基盤機構新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告をとりまとめました。~物品への消毒に活用できます~


次回は、「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」(2020年6月26日)から、手や指、モノに付着したウイルスの消毒・除菌方法、空気中のウイルス対策などについて注意点も含めて紹介します。





参考情報

厚生労働省
「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)」(2020年6月26日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
「食品 添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)第2添加物(平成29年11月30日現在)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186592.html
「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)令和2年6月30日時点版」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

独立行政法人製品評価技術基盤機構
「新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告をとりまとめました。~物品への消毒に活用できます~」
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200626.html

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