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一般ご家庭・学校向け

新型コロナウイルスによる肺炎について -続報-

【症状】
咳・喉の痛み , 発熱・悪寒
【季節】
春, 夏, 秋, 冬
【感染症名】
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルスによる肺炎について -続報-

新型コロナウイルスによる肺炎の感染者は、内閣府によると2020年1月30日現在全世界で7,000人を超え、死者も200人に迫っています。日本においても人から人への感染や無症候性の感染者も報告され、対策は新たな段階に入っています。

いろいろな情報が氾濫している中で、信頼のおける最新情報を入手し、適切な対応をとることが必要です。



WHOが緊急事態を宣言

世界保健機関(WHO)は2020年1月30日に行われた緊急委員会で「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」として緊急事態を宣言しました。
23、24日の委員会では、人から人への感染の証拠が不十分ということなどから見送られていました。
WHOは、人の動きや貿易の制限はしていませんが、感染対策が脆弱な国への拡大を懸念し、ワクチンや治療法の開発、支援などを求めています。

日本での対応

2020年1月30日現在、日本では新型コロナウイルスの感染者は、チャーター機による武漢からの帰国者を含め9名確認されています。このうち2名は症状がない無症候性と報告され、感染対策は新たな段階に入っています。
日本政府は、1月28日早急に感染の拡大を防止するために感染症法に基づく「指定感染症」、検疫法に基づく「検疫感染症」に政令で指定することを決定しました。2月1日に施行されます。
指定感染症の指定は、2014年のMERS(中東呼吸器症候群)以来で、5回目です。
指定感染症に指定されると、法律により入院勧告や就業制限が出来るようになり、治療費は公費で賄われます。

日本における指定感染症
●2003年 重症急性呼吸器症候群(SARS)
●2006年 H5N1型鳥インフルエンザ
●2013年 H7N9型鳥インフルエンザ
●2014年 中東呼吸器症候群(MERS)
●2020年 新型コロナウイルスによる肺炎

新型コロナウイルスに関するQ&A(令和2年1月27日時点版)(厚生労働省)

厚生労働省は、一般向け、医療機関・検査機関向けに「新型コロナウイルスに関するQ&A(令和2年1月27日時点版)」を公表しました。
問1から17で構成され、消毒に関しては「手などの皮膚消毒に、消毒用アルコール(70%)、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効である」と記載されています。

 ⇒「新型コロナウイルスに関するQ&A(令和2年1月27日時点版)」(厚生労働省)はこちら

感染対策

感染者と濃厚接触した場合や家族間での人から人への感染も考えられています。
感染経路の詳細は分かっていませんが、くしゃみなどによる飛沫や汚染した手指による感染が推定されています。
いずれにしても、せきエチケット、手洗いなどの通常の感染対策を行うことが重要です。

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基本は手洗い
 手洗いは重要です。手や指についたウイルスを物理的に除去するには、流水・石けんによる手洗いが有効です。
 アルコール手指消毒薬も有効と推定されます。
 ⇒「手洗いの方法」について詳細はこちら
せきエチケット
 せきやくしゃみによる飛沫感染を防ぐため、症状がある人はマスクをしましょう。
 マスクをしていないときに、せきやくしゃみが出そうになったら、ティッシュや腕で口と鼻を覆い、
 しぶきを周囲に飛ばさないように心がけて。
 使用したティッシュはゴミ箱に捨ててください。
 もし手のひらで口や鼻を覆った場合は、すぐに手を洗いましょう。
 ⇒「マスクの使用方法」について詳細はこちら
部屋の加湿と換気
 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下して、感染しやすくなります。
 適度な湿度は50~60%です。加湿器などを上手に活用してください。
 もし家族が感染したら、できるだけ別々の部屋で過ごし、時々部屋の換気をしましょう。
 ⇒「部屋の加湿」について詳細はこちら


関連情報
内閣官房
1)新型コロナウイルス感染症対策
http://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html
厚生労働省
2)新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
WHO
3)WHO
https://www.who.int/

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