How to
感染対策

  1. TOP > 
  2. How to 感染対策 > 
  3. もうすぐお母さんになる方へ~感染症に気をつけて~

もうすぐお母さんになる方へ~感染症に気をつけて~

丸石製薬の感染対策コンシェルジュは2018年11月より、
都営三田線(東京都)にて、マタニティマークとタイアップした妊婦さん応援活動を展開しています。
妊婦さんは大切な命を守るために、様々な感染症からご自身の身を守っていただくことが大切です。
妊婦さんはもちろん、周囲に妊婦さんがいる方々も、しっかり感染対策を!




ウイルスや細菌、寄生虫などがお母さんから赤ちゃんにうつることを「母子感染」といいます。お母さんから赤ちゃんには、妊娠中や出産時、また母乳などから感染します。「母子感染」すると、病気や障害を持った赤ちゃんが生まれてくることがあります。また、死産や流産になってしまうことも。

感染を防ぐために、ワクチンのある感染症(たとえば風しんや麻しん、水痘)はワクチンを受けましょう。ただし、妊娠中はワクチンを打てない場合もあります。妊娠中で打てない場合は、ご家族の方が打ってもらい、感染症をもらってこないようにしましょう。

感染症の検査も大切です。妊婦健診で行われる検査もありますが、ワクチンや治療薬が存在しない感染症もあるので、日頃から感染症を意識して手洗いをするなど感染しないように注意することが大切です。

何気ない、あなたの行為のひとつひとつが大切な命を守るのです。



妊婦さんが気をつけてほしい感染症

妊婦健診:妊婦健康診断でチェックする感染症、ワクチン:ワクチンで予防可能感染症

  • 風しん:妊婦健診ワクチン

主にくしゃみやせきの飛沫を吸い込いこむことで感染します。

妊娠初期(20週ごろまで)に感染すると、難聴、心疾患、白内障などの先天性風しん症候群をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。

⇒「風しん」について詳細はこちら

  • 麻しん(はしか):ワクチン

主にくしゃみやせきの飛沫を吸い込いこむことで感染します。

妊娠中に感染し、胎児に感染すると、流産や早産の原因となることがあります。

⇒「麻しん(はしか)」について詳細はこちら

  • 水痘(みずぼうそう):ワクチン

特徴的な水疱(水ぶくれ)と発熱がおこる病気です。

ほとんどの人が免疫を持っており、妊婦が発症することは稀ですが、発症した場合、妊婦の方は重症化しやすく肺炎をおこす可能性があります。赤ちゃんにうつると、皮膚の萎縮、眼の異常、手足の低形成などさまざまな影響が出る可能性があります。

  • トキソプラズマ症

加熱が不十分な肉を食べたり、猫のふんやふんが混ざった土に触れた手から、トキソプラズマの原虫が口から入り感染します。ほとんどの人は発症しませんが、一部の人に風邪のような症状などが現れます。

妊娠中に初めて感染して胎児にうつると、流産や死産、脳や目に障害のある赤ちゃんが生まれることがあります。

なお、2018年9月に、妊婦が服用できる初の保険適応薬が発売されました。

  • リステリア症

リステリア菌が食品を介して感染します。妊婦や免疫機能が低下している方は、敗血症や髄膜炎など重篤な状態(リステリア症)になることがあり、妊娠中に感染すると、流産や生まれた赤ちゃんに影響がでることがあります。

加熱殺菌していないナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモン等は避けましょう。

  • サイトメガロウイルス感染症

サイトメガロウイルスは子供の唾液や尿に多く含まれています。胎児に感染すると、流産・死産、生まれてから難聴や脳などに障害が生じることがあります。妊娠中、子供の唾液や尿に触れたときは、よく手を洗いましょう。また、子供と食器や歯ブラシを共有したり、子供の食べ残しを食べたりすることは避けましょう。

  • 梅毒:妊婦検診

性行為によって感染します。妊娠中に感染し、胎児に感染すると、流産や早産、死産の原因になることがあります。また、治療を受けていない場合などに、赤ちゃんの神経や骨などに異常をきたす先天梅毒を発症することがあります。

  • 性器クラミジア感染症:妊婦健診

性行為によって感染します。女性の場合は自覚症状のない人が多く、妊娠中の検査で気づくことが多いようです。流産や早産の原因になることがあり、出産時に赤ちゃんに感染して、結膜炎や肺炎を起こすことがあります。

  • 性器ヘルペスウイルス感染症

性行為だけではなくキス(口と口、口と性器)によっても感染します。性器やその周辺に水疱や潰瘍等ができる病気です。妊婦が感染していると、出産時に産道で感染して赤ちゃんに肺炎や脳炎を引き起こすことがありますので、帝王切開が必要となる場合もあります。

  • B群溶血性連鎖球菌感染症:妊婦健診

主に細菌が傷から侵入し感染します。出産時に産道で感染し、赤ちゃんに敗血症、髄膜炎、肺炎などの重症な感染症を起こすことがあります。出産時に母体へ抗生物質の点滴投与をして赤ちゃんへの感染を防ぐことができます。

  • 伝染性紅斑(リンゴ病)

赤い発疹が現れる病気で、飛沫で感染します。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」とも呼ばれます。

妊婦が感染すると、胎児水腫(胎児の胸部や腹部に水がたまり、むくむ)、流産、死産の原因になることがあります。

  • 後天性免疫不全症候群(エイズ):妊婦健診

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による感染症です。免疫を壊すことによって、通常の人では問題ないような病気でもかかりやすくなります。赤ちゃんに感染して、エイズを発症する可能性があります。ただし、適切な方法によって、赤ちゃんへの感染をほぼ防ぐことができます。

  • B型肝炎:ワクチン妊婦健診C型肝炎:妊婦健診

医療行為に伴う血液感染や性行為などによって感染します。赤ちゃんには母子感染が一般的です。赤ちゃんに感染しても多くは無症状ですが、まれに乳児期に重い肝炎を起こすことがあり、将来、肝炎、肝硬変、肝がんになることもあります。赤ちゃんには出産後すぐのワクチンが大切です。

  • HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス-1型)感染症:妊婦健診

ほとんどの人は無症状ですが、ごく一部の人が、成人T細胞白血病(ATL)、HTLV-1関連脊髄症(HAM)などを発症します。赤ちゃんにも主に母乳で感染します。

妊婦健診:妊婦健康診断でチェックする感染症、ワクチン:ワクチンで予防可能感染症

point.png

『妊娠中に気をつけてほしいこと』

1.手洗いをしっかりしましょう!


手から口に入って感染する病気はたくさんあります。帰宅時、トイレの後、食事の前などしっかり手洗いをしましょう。
トキソプラズマは動物(猫など)のふんやふんに汚染された土に触れて感染します。これらに触れる場合は使い捨ての手袋をして、手袋を外した後も手洗いをしましょう。
⇒「手洗いの方法」について詳細はこちら

2.食品には十分火を通して!


リステリア菌やトキソプラズマは加熱が不十分な食品から感染します。肉、生ハム、加熱殺菌していない乳製品(チーズなど)は、妊娠中に食べるのを避け、肉は中心部まで十分加熱してください。
⇒「食中毒に注意しましょう!」についてはこちら
⇒「キッチンを清潔に保つための洗浄や消毒」についてはこちら

3.子供の尿と唾液に気を付けて!


サイトメガロウイルスは子供の尿や唾液からうつります。 おむつを交換した後は、しっかり手を洗いましょう。唾液に触れた後も忘れずに。 また、フォークやコップなどを共有したり、子供の食べ残しを食べたりすることはやめましょう。

4.性行為の際には、コンドームを使いましょう。また、オーラルセックスも避けましょう。


クラミジアやヘルペス、B型、C型肝炎などは性行為で感染します。

5. 人ごみは避けましょう!


風しん、麻しん、水痘など飛沫で感染する病気が流行している時は、人ごみは避け、外出時にはマスクをしましょう。

関連リンク

〈厚生労働省〉 

「妊娠と感染症」 

https://www.m-ipc.jp/column/117

「母子感染を知っていますか?」

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken16/dl/06_1.pdf

「"妊婦健診"を受けましょう(リーフレット)」

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken13/

〈国立感染症研究所〉 

「母子感染」

https://www.niid.go.jp/niid/ja/route/maternal.html

〈東京都福祉保健局〉

「母子感染について~妊娠中・これから妊娠を考えている方へ~」

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/shussan/kenkou/boshikansen.html

〈東京都感染症情報センター〉

「疾患別情報メニュー」

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases

〈大阪市〉

「妊娠中に気をつけたい感染症について」

http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000192263.html

- 記事をシェアする -

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  1. 前の記事を見る
  2. 一覧に戻る
  3. 次の記事を見る

ページトップへ戻る