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蚊はかゆいだけじゃない!?

【季節】
夏, 秋

iStock-540516396.jpg「蚊に咬まれるとかゆい!」ですが、それだけではありません。蚊からうつる感染症もあります。
蚊がうつす感染症には、デング熱、日本脳炎、ジカ熱、マラリアなど多くの種類があり、主に熱帯・亜熱帯で流行しています。中でもマラリアはエイズ、結核に続く世界3大感染症の一つです。
日本では日本脳炎以外は輸入感染症として知られていますが、ここでは日本でも気をつけたい感染症をご紹介します。
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日本脳炎

日本脳炎は、コガタアカイエカ(日本の農村地帯に分布)が媒介する日本脳炎ウイルスによる感染症で、近年は、東アジアから東南アジアで流行しています。日本では戦後から1970年代に流行しましたが、ワクチンの普及などにより1990年代には激減しました。また、コガタアカイエカは農村地帯の水田、ため池を好みますが、都市部では少ないことなどもあげられます。
日本脳炎ウイルスの感染にはブタが大きく関わっています。日本脳炎ウイルスはブタの体内でよく増殖し、ブタの血を吸った蚊がヒトの血を吸って感染します(ブタ⇒蚊⇒ヒト)。ヒト⇒蚊⇒ヒト、またヒトからヒトへの感染はありません。
日本脳炎ウイルスに感染しても、発症するのは100~1,000人に1人程度ですが、発症すると20~40%が死に至ります。発症した場合、6~16日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、全身倦怠感、悪心、嘔吐、めまい(眩暈)などが起き、その後、意識障害(意識がなくなる)やけいれん、体の麻痺などが起こります。
なお、日本脳炎にはワクチンがあり、定期接種が勧められています。発症した場合は有効な抗ウイルス薬は無く、対症療法が中心になります。

デング熱

デング熱は、ネッタイシマカ(熱帯~亜熱帯に分布)、ヒトスジシマカ(日本を含む温帯~亜熱帯~熱帯に分布、通称やぶ蚊)が媒介するデングウイルスによる感染症で、東南アジア、南アジア、中南米での報告が多く、日本の近くでは台湾が流行地です。日本国内では、2014年に東京の代々木公園を中心にヒトスジシマ蚊が媒介し、160人の感染が確認されました。
蚊がデングウイルスの感染者の血を吸うと、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者の血を吸って感染します(ヒト⇒蚊⇒ヒト)。ヒトからヒトへの感染はありません。
デングウイルスに感染しても、約50~80%は発症しないで終わると考えられます。発症する場合、2~14日(通常3~7日)の潜伏期間の後、突然高熱が出て、激しい頭痛、眼痛などの初期症状の後、全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感がでます。発症3~4日後、発疹が体から手足、顔面に広がります。これらの症状は1週間程度で回復しますが、まれに重症化してデング出血熱やショック症状を起こし、死亡することもあります。
なお、有効なワクチンや抗ウイルス薬は無く、対症療法が中心になります。

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『蚊に刺されないようにしましょう』iStock-578586000.jpg

蚊に刺されやすい場所では長袖,長ズボンを着用し、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください
露出している皮膚へ虫除け剤などを使用しましょう
蚊が室内に入らないよう戸や窓の開け閉めを減らし、網戸を使用しましょう
室内に入った蚊は、蚊取り器や殺虫剤でやっつけましょう
蚊の発生源は「水たまり」です。水たまりを作らないようにしましょう

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