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一般ご家庭・学校向け

食中毒に注意しましょう!

【症状】
吐き気・嘔吐 , 腹痛・下痢
食中毒に注意しましょう!

食中毒ってなに?

食中毒とは、有毒な物がまじった飲食物を食べたり、飲んだりして起こる病気で、嘔吐(おうと)・下痢・腹痛などを起こします。

【食中毒の原因】

  • サルモネラ菌やノロウイルスなどの細菌・ウイルス
  • アニサキスなどの寄生虫
  • フグや貝毒、毒キノコなどの動植物の中に存在する自然毒
  • 防腐剤や漂白剤などの化学物質

これらの原因により年中発生する可能性があるため、日頃からの注意が必要です。

『食材・食品別 食中毒の予防法』についてはこちら
『細菌やウイルスによる食中毒って何があるの?』についてはこちら


【食中毒予防 3つの原則】

原因となる細菌やウイルスを、食べ物に「つけない」、「増やさない」、「やっつける」という3つの原則が大切です。

原則1 つけない(洗う、分ける)

食中毒の原因となる細菌・ウイルスは、手指、肉や魚、野菜などの食材についていることがあります。

洗う

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次のような場合には手を洗いましょう。

● 調理を始める前

● 調理の途中に、トイレに行ったり、鼻をかんだり、おむつや動物にさわったりした後

● 生の肉や魚、卵など食中毒の原因となるおそれのあるものにさわる前、さわった後

● 食卓につく前

● 調理に使わなかった食材や、食べ残った食品を扱う前

また、加熱しないで食べる野菜はよく洗いましょう。調理に使った器具はよく洗い、できれば消毒しましょう。

分ける

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調理器具を用途別に使い分けましょう。

例)

・肉魚と野菜用のまな板

・生用と加熱後の箸

残った食品は、密封容器やラップを使用して冷蔵庫に入れましょう。肉汁や魚などの水分が他の食品につくと、細菌を増やす原因になります。ビニール袋にそれぞれ分けて包みましょう。



原則2 増やさない(低温で保存する)

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保存環境の温度により食品についた細菌の増殖スピードが変動します。10℃以下では増殖を抑え、-15℃で増殖が停止すると言われますので、生鮮食品やお総菜などは、速やかに持ち帰り、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。

冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しています。新鮮なうちに調理し、調理後は早く食べきることが大切です。



原則3 やっつける(加熱する)

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食中毒をおこす細菌やウイルスの多くは加熱によって死滅します。ただし、加熱が不十分だと菌が生き残り、食中毒が発生する例も多いので、しっかり加熱しましょう。

中心部を75℃で1分以上の加熱が目安です。

調理器具は洗浄後、熱湯や次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒しましょう。



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熱でも死なない細菌(細菌芽胞)
食中毒を起こす原因菌の中には、ボツリヌス菌やウエルシュ菌のように、100℃の熱をかけても死なない形(細菌芽胞:熱や冷凍など、苛酷な条件にも耐えられる状態)になることができる細菌があります。
カレー、シチュー、スープなどの煮込み料理は、加熱しているからと安心せず、調理後は早めに食べきるか、残ってしまう場合は、室温で放置せずに速やかに粗熱を取って冷蔵庫で保存しましょう。
真空パックや缶詰が膨張していたり、食品に異臭があるときには絶対に食べないようにしましょう。


参考情報:政府広報オンライン

(https://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/#anc02)

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